住居の新築を検討している方や賃貸物件のオーナーの方、または給湯器が故障した方にとって、給湯器のは悩みの一つではないでしょうか。この記事では特に給湯器を検討している方にエコキュートがなぜオススメなのか、理由を3つにしぼって解説していきます。
給湯器はエコキュートがオススメな理由3つ
エコキュートをオススメしている理由はたくさんあるのですが、この記事ではわかりやすい理由として次にあげる3つの理由を紹介したいと思います。
- コストが安い
- 災害に強い
- 安全性が高い
この3つの理由があるのですが、これを見て意外に思うひとも多いかもしれませんので、これから理由を詳しく説明していきたいと思います。
給湯器の種類
理由の解説の前に世の中にはどんな給湯器があるのかを紹介していきたいと思います。
実は日本で主に使用されている給湯器は大きく分けて2つに分けることができます。
次の通りです。
- ガス給湯器・・・エコジョーズ等
- 電気給湯器・・・電気温水器、エコキュート等
実は日本国内の給湯器はこの2種類で約95%(ガス約60~70%、電気約20~30%)を占めるそうなので、この2種類の中でどちらが良いか、紹介していきます。ちなみに残りの約5%は石油給湯器やハイブリッド給湯器等だそうです。
理由① コストが安い
まず一つ目の理由はコストが安いです。
給湯器にかかるコストは大きく分けて初期費用とランニングコスト(維持費)の2つに分かれます。
初期費用はガス給湯器が最も安く、次に電気温水器、エコキュートの順です。
おおよその費用は下記の通り。
- ガス給湯器:約15~40万円
- 電気温水器:約10~60万円
- エコキュート:約45~90万円
機器代と工事費の合計を記載してみましたが、エコキュートがずいぶん高く、ガス給湯器が安いように感じます。
それではもう一つの重要な要素、ランニングコスト(維持費)はどうでしょうか。
給湯器の寿命が代替10~15年なので、10年間使用した場合の費用で比較してみましょう。
- ガス給湯器:約72~130万円
- 電気給湯器:約80~110万円
- エコキュート:約20~33万円
となり、エコキュートが他の2つと比較して極端に安いことがわかります。
では総コスト(初期費用+ランニングコスト)はどうなるでしょうか。
- ガス給湯器:約87~170万円
- 電気給湯器:約90~170万円
- エコキュート:約65~123万円
となり、ほかの給湯器に比べてエコキュートは約25~47万円安くなることがわかります。
これは10年での計算なので、10年以上使えばエコキュートとほかの給湯器の総コストの差はもっと広がることになります。
理由② 災害に強い
エコキュートをオススメする二つ目の理由は、災害に強いことです。
エコキュートや電気温水器は夜間に沸かしたお湯を貯湯タンクの中に貯めて使用します。
もし災害が発生して水道が止まった時に使用できるお湯が貯湯タンクの中に入っているのでお湯を取り出して使うことができます。
使い方は簡単で、貯湯タンクの下のほうにある脚部カバーを外して非常用取水栓をひねれば中のお湯が出てきます。
メーカーやモデルによって違うところもあるとは思いますが、だいたいこのような方法でお湯を出すことができます。
一つ注意点は貯湯タンクの内部のお湯は塩素が減っている為、飲むためには安全面、衛生面で心配なところがあります。メーカーからは煮沸消毒してから飲むことを推奨されていますので、カセットコンロ等で沸かしてから飲むようにしましょう。
また、災害時の復旧もガスと比較して電気のほうが早いというデータがあります。
震度6強の地震時の復旧までの日数を比較してみましょう。
- ガス:約30日(都市ガスの場合。プロパンガスはもう少し早い)
- 電気:約2日
- (水道:約15日)
このようにガスと比較して電気の復旧は圧倒的に早いので、この点でもエコキュートは災害に強いと言えます。
理由③ 安全性が高い
三つ目のエコキュートをオススメする理由は安全性が高いことです。
エコキュートは空気の熱を利用してお湯を沸かすため、ガスのように燃焼させる必要がありません。
ガスを燃焼させるとどうしても一酸化炭素が発生し、一酸化炭素中毒になってしまうリスクが発生します。そういったことがないのも電気温水器やエコキュートのメリットと言えるでしょう。
エコキュートがおススメ
今回はエコキュートがオススメな理由3選を紹介していきました。
エコキュートがオススメな理由をわかっていただけたでしょうか。
個人的には理由①の”コストが安い”が大きくガス給湯器からエコキュートに変更しました。
読んでいただいた方々には給湯器を選ぶ際にはこの記事を参考にして検討してもらえると幸いです。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
以上
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